Finance Plan Studyが扱うNISA・iDeCo・FX・保険・家計管理・税制・規制の主要60語を体系化した教育ピラー。記事中で分からない用語に出会ったらまずこちらをご確認ください。2026年版。
最終更新日:2026年6月25日 本用語集は2026年時点の制度・市場慣行を踏まえた一般的な解説です。法令・税制・金融商品の詳細は変動するため、実際の判断時は金融庁・国税庁・各金融機関の公式情報、または専門家にご相談ください。
Finance Plan Study が扱う金融リテラシーの主要用語を、カテゴリ別に解説する索引ページです。記事内で意味が分からない言葉に出会ったら、まずこちらでご確認ください。
新NISA・iDeCo関連
新NISA(2024年〜)
2024年1月から始まった日本の少額投資非課税制度。年間投資枠360万円・生涯投資枠1,800万円・無期限非課税が特徴。旧つみたて/一般NISAから恒久化+大幅拡充。詳細は新NISA完全ガイド2026。
つみたて投資枠 / 成長投資枠
新NISA内の2つの枠。つみたて投資枠(年120万円)は金融庁指定の長期積立向け投信が対象、成長投資枠(年240万円)は上場株式・ETF・REIT等が対象。両方併用可能。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
自分で作る私的年金制度。掛金が全額所得控除・運用益非課税・受取時にも控除あり、の3段階で税制優遇。原則60歳まで引き出し不可。2024年12月に拠出限度額が改定。詳細はiDeCo完全ガイド2026。
個人年金保険料控除
個人年金保険の掛金が、所得税・住民税の所得控除対象となる制度。所得税の控除上限は4万円、住民税は2.8万円。iDeCoの全額控除と比べて節税効果は限定的。
FX関連
スプレッド
FXの売値(Bid)と買値(Ask)の差。実質的な取引コスト。日本の主要FX会社では米ドル/円スプレッドが原則0.2銭〜0.3銭(変動あり)。
スワップポイント
FX取引で2国間の金利差から発生する受払い金額。高金利通貨を買って低金利通貨を売れば受取り、逆では支払い。スワップ狙いの長期ポジションも一手法。
レバレッジ
少ない証拠金で大きな金額の取引ができる仕組み。国内FXは個人で最大25倍。利益・損失とも倍率分拡大するため、最大の双刃の剣。
ロスカット
含み損が証拠金維持率の基準を下回った時に強制的にポジションが決済される仕組み。資金保全装置だが、基準到達時は大きな損失確定。
追証(おいしょう)
ロスカットに至らなくても証拠金不足になった時に追加で求められる証拠金。期日までに入金できないと強制決済。
pips
FXの値動きの最小単位。米ドル/円なら0.01円(1銭) = 1 pips。1万通貨で1pips動くと損益100円(米ドル/円の場合)。
EA(Expert Advisor)
MT4/MT5(海外発のトレードプラットフォーム)で動作する自動売買プログラム。多くが半年〜1年で破綻するため、過剰最適化の警戒が必須。詳細はMT4・EA・VPSの挫折理由。
OANDA API
OANDA Japan(国内FX業者)が提供する自動売買用のRESTful API。国内で個人向けに公式APIを提供する数少ない選択肢のため、Claude等のAIで自動売買環境を作る場合の標準解。詳細はOANDA Japan開設レビュー。
裁量トレード / 自動売買
裁量は人間が判断して発注、自動売買は事前ルールに従ってプログラムが発注。自動売買は感情排除のメリット、ルール硬直化のデメリット。
投資信託・ETF関連
投資信託(投信)
複数の投資家から集めた資金で、プロが株式や債券に分散投資する金融商品。少額から始められ、自動的に分散投資される。
信託報酬
投資信託を保有している間ずっとかかる年率コスト。低コストインデックスファンドは年0.1%前後、アクティブファンドは年1%超もあり、長期保有では大きな差に。
ETF(上場投資信託)
株式市場に上場している投資信託。指値・成行で売買可能・リアルタイム取引・信託報酬が一般的に低い、のが特徴。
インデックスファンド / アクティブファンド
インデックスは指数(日経平均・S&P500等)に連動を目指す、コスト低。アクティブは指数を上回る運用を目指す、コスト高。長期では多くの場合インデックスが優位というデータあり。
分配金 / 配当金
投資信託からの分配金、株式・ETFからの配当金。受け取りは「受取コース」、再投資は「再投資コース」。新NISA下では再投資が複利効果で有利な場合が多い。
株式投資関連
PER(株価収益率)
株価÷1株あたり利益。会社の利益に対して株価が割高か割安かの目安。一般に低いほど割安と判断されるが、業種や成長性で平均は異なる。
PBR(株価純資産倍率)
株価÷1株あたり純資産。会社の純資産に対する株価の倍率。1倍割れは理論上「解散価値より株価が安い」状態。
配当利回り
1株あたり配当金÷株価。投資金額に対する配当の利回り。高配当株投資の指標として使われるが、配当の継続性が重要。
米国株
米国市場(NYSE、NASDAQ等)に上場する株式。国内主要証券会社で多くが取引可能。為替リスクと税制(配当の二重課税調整等)に注意。
ADR(米国預託証券)
米国市場で取引される、米国外企業の株式を裏付けにした有価証券。日本企業のADRも存在。詳細は株式投資のADR。
保険関連
掛け捨て型 / 貯蓄型
掛け捨ては解約返戻金がない代わりに保険料が安い、貯蓄型は解約返戻金がある分保険料が高い。「掛け捨て+新NISA」が運用コスト最小の組み合わせとされる。
定期保険 / 終身保険
定期は一定期間のみ保障、終身は一生涯保障。子育て期間中の遺族保障は定期、相続税対策には終身、と使い分け。
変額保険
保険料の一部を投資信託のような特別勘定で運用し、運用実績で保険金額・解約返戻金が変動する保険。新NISAとの優劣は変額保険とは2026を参照。
外貨建て保険
米ドル・豪ドル等で運用する保険。予定利率は円建てより高いが、為替リスク・為替手数料・複雑な費用構造あり。金融庁が継続的に注意喚起。詳細は外貨建て保険のリスク。
個人年金保険
契約時に定めた年齢から年金を受け取れる生命保険商品。円建て・変額・外貨建ての3タイプ。優先順位は新NISA→iDeCo→個人年金が基本。詳細は個人年金保険の選び方2026。
クーリング・オフ
保険契約を契約後8日以内に無条件で撤回できる制度。書面または電子的方法で通知することで成立。
家計管理・税制関連
所得控除
課税所得を計算する際に、所得から差し引ける額。社会保険料控除・生命保険料控除・iDeCo掛金控除など。控除額が大きいほど税金が安くなる。
確定申告
1月1日〜12月31日の所得を税務署に申告する手続き。給与所得者でも医療費控除・寄附金控除・株式譲渡損の繰越等で申告が必要な場合あり。
源泉徴収
給与・配当・利息等を支払う側が、支払時に税額を差し引いて国に納付する仕組み。給与所得者の所得税はこれで完結することが多い。
住民税
都道府県民税+市区町村民税の合計。前年の所得に基づいて翌年に支払う(後払い)。所得税と違って源泉徴収のみで完結しない場合もある。
家計簿アプリ
銀行口座・クレジットカード・電子マネー等を連携して、自動で収支を可視化するアプリ。マネーフォワード/Zaim/B/43等が代表的。詳細は家計簿アプリおすすめ比較2026。
金融商品取引法・規制関連
投資助言・代理業
有償で投資判断について助言を行う事業。金融商品取引法の登録業。無登録での投資助言は罰則対象。SNS発信時も注意が必要。詳細はFX自動売買と情報発信の法律ライン。
ステマ規制(2023年10月〜)
「広告であることを隠した宣伝」を禁止する景品表示法の運用基準。アフィリエイトリンクを含むコンテンツには「広告」「PR」等の明示が必須。
金融商品取引業者
証券会社・FX会社・投資信託委託会社等。金融商品取引法に基づき内閣総理大臣の登録を受けた事業者。無登録業者の利用は元本毀損リスクが高い。
適合性原則
金融商品取引業者が、顧客の知識・経験・財産状況等に照らして不適当な勧誘を行ってはならない、というルール。「リスクが理解できない人にハイリスク商品は売ってはいけない」が骨子。
その他重要用語
複利
運用益を再投資して、元本+運用益に対して次の運用益が発生する仕組み。長期投資の最大の武器であり、72の法則(複利で資産が2倍になる年数 ≒ 72÷年利率)も有名。
ドルコスト平均法
定期的に一定金額を投資し続ける方法。価格が高い時は少なく、安い時は多く購入できるため、平均購入単価が下がりやすい。新NISAのつみたて投資枠と相性◎。
ポートフォリオ
保有する金融資産の組み合わせ。リスク分散の観点で、株式・債券・不動産・現金等のバランスを考える。
リバランス
ポートフォリオの資産配分が、目標から大きく崩れた時に売買で元の配分に戻す調整。年1〜2回程度が一般的。
長期・分散・低コスト
投資の基本3原則と言われる組み合わせ。長期保有でリスクを平準化、銘柄・資産・地域を分散、信託報酬等のコストを最小化、で長期リターン期待値が高まる。
※ 本用語集の解説は金融教育を目的とした一般的なものであり、投資助言・税務助言・法律助言を行うものではありません。具体的な制度内容・税務上の取扱い・法令解釈は、金融庁・国税庁・各金融機関の公式情報、または税理士・FP等の専門家にご確認のうえ、判断はご自身の責任で行ってください。
▶ 次のステップ
用語の意味がつかめたら、お金の知識を体系的に学べる完全ガイドで全体像を整理できます。
→ 大学生のお金の教科書|完全ガイド
この記事を書いた人
ハル|証券外務員二種(日本証券業協会)保有
金融リテラシー教育サイト finance-plan-study.com 運営者(2022年〜)。FX自動売買を自己資金で実運用しながら、NISA・iDeCo・保険など生活者の金融判断に使える知識を、一次情報(金融庁・国税庁等)に基づいて発信しています。