「ネット証券、どこを選べばいいか分からない」——そう感じるのは当然です。SBI・楽天・マネックス・松井・auカブコム……主要5社それぞれに強みがあり、自分の投資スタイル次第で「正解」が変わるからです。
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「ネット証券、どこを選べばいいか分からない」——そう感じるのは当然です。SBI・楽天・マネックス・松井・auカブコム……主要5社それぞれに強みがあり、自分の投資スタイル次第で「正解」が変わるからです。
この記事では、5社の手数料・取扱商品・ツール・キャンペーンをフラットに比較し、「あなたがどれを選ぶべきか」を判断できる情報をまとめます。
ただし最初に伝えておきます。本記事は投資助言ではありません。証券口座の比較情報を提供するもので、特定の銘柄売買を推奨するものではありません。
結論:選び方の3軸
詳細は後述しますが、結論を先に示します。
| あなたのタイプ | 推奨候補 | 理由 |
|---|---|---|
| とにかく主流に乗りたい | SBI証券・楽天証券 | 口座開設数トップ2、取扱商品最多 |
| ポイント経済圏で選びたい | 楽天証券 or SBI証券 | 楽天ポイント/Vポイント連携 |
| 米国株・投資情報重視 | マネックス証券 | 銘柄スカウター等の独自ツールが強い |
| 1日定額の低コスト売買 | 松井証券 | 50万円以下の現物売買が無料 |
| auユーザー | auカブコム証券 | Pontaポイント・auじぶん銀行連携 |
ネット証券5社 一覧比較表
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | 松井証券 | auカブコム証券 |
|---|---|---|---|---|---|
| 国内株現物手数料(〜10万円) | 0円※ | 0円※ | 0円〜 | 0円(〜50万円) | 0円〜 |
| 米国株取扱銘柄数 | 約5,800 | 約4,900 | 約5,100 | 約3,800 | 約1,800 |
| 投資信託本数 | 2,600本超 | 2,600本超 | 1,700本超 | 1,800本超 | 1,800本超 |
| 新NISA対応 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| IPO取扱数(2024年) | 91社 | 65社 | 50社 | 70社 | 24社 |
| 連携ポイント | Vポイント等 | 楽天ポイント | マネックスポイント | 松井証券ポイント | Ponta |
| スマホアプリ | SBI証券アプリ | iSPEED | トレードステーション等 | 松井証券アプリ | kabu.com for au |
※「ゼロ革命」「ゼロコース」適用条件あり。詳細は各社公式サイトで最新条件を要確認。
1. SBI証券 ——「迷ったらコレ」の最大手
口座開設数業界1位(2024年時点で1,400万口座超)。国内株手数料ゼロ・米国株5,800銘柄超・IPO主幹事級の取扱と、ほぼ全方位で隙がありません。
強み
- 国内株現物・信用ともに0円「ゼロ革命」(電子交付等の条件あり)
- IPO取扱数が業界トップクラス
- 三井住友カード積立でVポイント還元(最大3.0%・グレード別)
- SBIハイブリッド預金で住信SBIネット銀行と即時連携
弱み
- 取扱商品が多すぎて初心者は最初に迷う
- 旧アプリ/PCサイトは画面が情報過多
こんな人におすすめ:「メインで長く使う1口座」と決めて選ぶ人。投資信託・米国株・IPOまで一通り触る予定の人。
2. 楽天証券 ——楽天経済圏ユーザーの第一候補
口座数1,000万超。楽天ポイントで投資信託が買える「ポイント投資」の代表格。楽天カード積立で1.0%相当のポイントが付くなど、楽天経済圏との親和性が圧倒的です。
強み
- 楽天カードクレカ積立(最大2.0%還元・カードグレード別)
- 楽天キャッシュ積立で還元の二段重ね
- 楽天銀行とのマネーブリッジで普通預金金利が優遇
- 投資情報ツール「iSPEED」がスマホアプリの定番
弱み
- ポイント制度の改定が時々入る(要キャッチアップ)
- 米国株はSBIに次ぐ規模
こんな人におすすめ:すでに楽天カード・楽天銀行・楽天市場を使っている人。
3. マネックス証券 ——米国株と分析ツールの強者
口座数約260万。米国株5,100銘柄超、独自分析ツール「銘柄スカウター」「マネックス証券アメリカ」など、情報提供の質で他社を上回ります。
強み
- 銘柄スカウターは個別株分析の定番ツール
- 米国株は時間外取引もカバー
- マネックスカードによる投信積立で1.1%還元
弱み
- 国内株手数料は他大手より若干高め
- ポイント経済圏の広がりは楽天・SBIに劣る
こんな人におすすめ:米国個別株を中心に投資する人、個別株の財務分析を重視する人。
4. 松井証券 ——「1日定額」の老舗
100年以上の歴史を持つ証券会社で、ネット証券としても古参。1日約定代金50万円以下なら現物・信用ともに手数料無料という独自の料金体系が魅力です。
強み
- 1日50万円までの売買手数料0円(年齢25歳以下は無料拡張)
- 25歳以下の手数料完全無料
- IPO配分が完全平等抽選
弱み
- 取扱商品は大手より少なめ
- ポイント還元は控えめ
こんな人におすすめ:少額・低頻度で売買する人、25歳以下の若年投資家。
5. auカブコム証券 ——au・三菱UFJ系の堅実派
KDDIと三菱UFJ銀行の合弁。Pontaポイント連携とauじぶん銀行との一体運用が独自路線。
強み
- au PAY カード積立で1.0%還元(Pontaポイント)
- auじぶん銀行とのつながりで普通預金金利優遇
- システムの安定性(三菱UFJ系)
弱み
- 取扱商品・米国株はやや少なめ
- IPO取扱数も控えめ
こんな人におすすめ:auユーザー、Pontaポイントを貯めている人。
失敗しない選び方:3つのチェックポイント
① 「ポイント経済圏」で選ぶ
楽天ユーザーは楽天証券、auユーザーはauカブコム、三井住友カードユーザーはSBI、という普段の決済と地続きで選ぶのが一番ストレスがありません。
② 「投資対象」で選ぶ
- 米国個別株中心 → マネックス or SBI
- 投資信託の長期積立中心 → 楽天 or SBI
- 国内株の短期売買 → 松井(小額) or SBI
③ 「複数口座」で選ぶのもアリ
ネット証券は口座開設・維持が無料。メイン口座+IPO抽選用に2社というのは現実的な選択です。
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auカブコム証券 vs SBI証券|どっちを選ぶ?
※本セクションは2026年7月時点の公開情報。手数料・還元率は変更が頻繁のため公式で最新確認を。
auカブコム証券は2025年2月に「三菱UFJ eスマート証券」へ社名変更し、三菱UFJ銀行の完全子会社(MUFGグループ)となりました。au PAYカード積立やPontaポイント連携はKDDIとの業務提携で継続しています。一方SBI証券はSBIホールディングス傘下で口座開設数業界最大手です。両社を比較すると、国内株手数料はSBI証券が「ゼロ革命」で電子交付設定を条件に恒久無料。auカブコム証券は2026年5月18日の制度変更で「1日100万円まで無料」の定額コースが廃止され、SOR注文選択を条件に無料化される方式に切り替わりました。米国株手数料は両社とも0.495%(上限22米ドル)でほぼ同水準ですが、取扱銘柄数はSBI証券約5,700銘柄に対しauカブコム証券は約1,800銘柄です。投信保有ポイントはPontaポイント(通常銘柄年率0.10〜0.24%)とVポイント等(同0.1〜0.2%)で大差なし。クレカ積立はau PAYカード(通常0.5%・ゴールド1.0%、条件付き最大3.0%)、三井住友カード(0.5〜3.0%)とも月10万円が上限です。
| 項目 | auカブコム証券(三菱UFJ eスマート証券) | SBI証券 |
|---|---|---|
| 国内株手数料 | SOR注文選択で無料(2026年5月18日〜) | ゼロ革命:電子交付設定で恒久無料 |
| 米国株手数料 | 0.495%(税込・上限22米ドル) | 0.495%(税込・上限22米ドル) |
| 米国株取扱銘柄数 | 約1,800銘柄 | 約5,700銘柄 |
| 投信保有ポイント | Pontaポイント 年率0.10〜0.24%(通常銘柄) | Vポイント等 年率0.1〜0.2%(通常銘柄) |
| クレカ積立還元率/上限 | au PAYカード 0.5〜1.0%(条件付き最大3.0%)/月10万円 | 三井住友カード 0.5〜3.0%/月10万円 |
| グループ | 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG) | SBIホールディングス |
どちらを選ぶかは、すでに使っているクレジットカード・銀行・ポイント経済圏との相性で判断するのが現実的です。米国株の取扱銘柄数を重視するならSBI証券の選択肢が広く、Pontaポイントやau PAYカード、auじぶん銀行をすでに活用しているならauカブコム証券(三菱UFJ eスマート証券)の還元が生活に馴染みやすいでしょう。手数料無料の適用条件(SOR注文選択・電子交付設定など)は必ず公式サイトで確認してください。SBI証券の詳しいレビューはこちらの記事、新NISAでの活用法は新NISA解説記事も参考にしてください。
出典:三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)公式・手数料ページ/SBI証券公式・ゼロ革命FAQ
よくある質問(FAQ)
Q1. 1人で複数の証券口座を持っていいの?
A. はい。1人で複数社に口座を持つことは合法で一般的です。ただしNISA口座は1人1口座のみ(ただし年単位で変更可能)。
Q2. 口座開設に費用はかかる?
A. ネット証券5社とも口座開設・維持は無料です。
Q3. 未成年でも開設できる?
A. 各社で「未成年口座」または「ジュニア口座」を用意しています(親権者同意要)。
Q4. 開設にどれくらいかかる?
A. オンライン完結なら最短翌営業日、書類郵送だと1〜2週間が目安です。
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免責
- 本記事は2026年6月時点の各社公式情報をもとに作成しています。手数料・キャンペーン・取扱銘柄数は変更されている可能性があるため、必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
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この記事を書いた人
ハル|証券外務員二種(日本証券業協会)保有
金融リテラシー教育サイト finance-plan-study.com 運営者(2022年〜)。FX自動売買を自己資金で実運用しながら、NISA・iDeCo・保険など生活者の金融判断に使える知識を、一次情報(金融庁・国税庁等)に基づいて発信しています。